"社会を明るくする運動"作文コンテスト表彰式
令和5年12月26日(火)、ホテルニューオータニ佐賀において、御来賓の御臨席のもと、受賞者、御家族、学校関係者、更生保護関係者が参加して、第73回"社会を明るくする運動”作文コンテスト表彰式が開催されました。
今年は、県下から2,919点(小学校2,030点:中学校889点)の応募がありました。今年も多数の御応募、誠にありがとうございました。
小学校・中学校各6名の皆さんに、最優秀賞(佐賀県推進委員会委員長賞)及び優秀賞(佐賀保護観察所長賞、佐賀県保護司会連合会長賞、佐賀県更生保護協会理事長賞、佐賀県更生保護女性連盟会長賞、佐賀県BBS連盟会長賞)の表彰が行われました。また、応募作品多数の小中学校に対して、感謝状の贈呈が行われました。
最優秀賞受賞作品につきましては、1月中に佐賀新聞に掲載される予定です。
***来年も、多数の応募をお待ちしております***
一人になるのが嫌だった。
孤立するのが怖かった。
誰かといないと、不安に押しつぶされそうで。
仲間たちに誘われた時、断れなかった。
自分にとっては唯一で、大切なものだったから、
歪な繋がりにすがりついた。
この街に帰ってきて一年。
色んな人に囲まれて、いま、自分は働いている。
元気がないと気づいてくれる食堂のおばちゃん。
失敗を笑い飛ばしてくれる先輩。
仕事の楽しさも厳しさも教えてくれる社長。
自分が罪を犯しても、見捨てなかった幼馴染。
たくさんの顔が思い浮かぶ。
それにすごく、嬉しくなった。
一人でなんでもできるようになることだけが
自立じゃない。
困ったら、誰かを頼ったっていい。
きちんと一人、でも孤独じゃない。
第73回”社会を明るくする運動”は、「#生きづらさを、生きていく。」をテーマにしています
すべての国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動で、令和5年で73回目を迎えます。
テレビや新聞では、毎日のように事件(犯罪)のニュースが報道されていますが、安全で安心な暮らしはすべての人の望みです。
犯罪や非行をなくすためには、どうすればよいのでしょうか?
取締りを強化して、罪を犯した人を処罰することも必要なことです。しかし、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことで、犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることもまた、とても大切なことなのです。
立ち直りを支える家庭や地域をつくる。そのためには、一部の人たちだけではなく、地域のすべての人たちがそれぞれの立場で関わっていく必要があります。“社会を明るくする運動”では、犯罪や非行のない地域をつくるために、一人ひとりが考え、参加するきっかけを作ることを目指しています。
”社会を明るくする運動”では、街頭広報、ポスターの掲出、新聞やテレビ等の広報活動に加えて、誰でも参加できる様々な催しを行っています。イベントに参加したり、このホームページを見たりしたことなどをきっかけにして、犯罪や非行のない安全で安心な暮らしをかなえるためいま何が求められているのか、そして、自分には何ができるのかを、みんなで考えてみませんか。